生徒の皆さんおはようございます。春休みが終わり、平成24年度が始まりました。今年は、お彼岸が過ぎても冬がそのまま続いていると申しますか、本当に厳しい冬が続きました。しかし、歳月は裏切らないと申しますか、いつもの通り校内の桜の花が咲き始めました。先ほど新しい先生方を紹介いたしましたが、4月は新しい出会いの時でもあり、月曜日には新しい仲間が中学、高等学校に入学してまいります。
新しいといえば、この3月28日、本校はスーパーサイエンス・ハイスクールの指定を文部省からいただきました。この3年間の中学・高等学校の取り組みが認められたことになります。この頭文字をとってSSH指定校というのですが、全国で最終的に200校が認定を受けるハイレベルの科学的な教育活動を進めている学校に認可されるシステムです。3年前、中学校に自然科学探究コースを導入した時に、高校で何をなすべきかを問われることになると考え、このSSH導入を考えましたが、全国の指定校を見てみますとそれぞれ県のトップレベルの学校が指定を受けているようで、そう簡単に認定されることはないと思い、今年はまずは挑戦するということでエントリーをしたのですが、先生方や生徒の皆さんの取り組みがなかなか興味深いということで指定を受けることになりました。この指定を受けることは単に理系コースのみがよくなるのではなく、学校全体が活気付くという傾向があり、指定された学校はいずれも大変優れた成果を上げており、本校も必ずや良い成果がみられるようになると確信しています。
また、大学は児童教育学部や薬学部をはじめ私立の女子大として大変高い評価を受けていますが、その傾向はますます高くなり、入学試験の難度も全学科で高くなり、社会の評価も上がっています。何だかわくわくするような学園になり、皆さんと一緒に頑張りたいものです。また、昨年の福島県の原発事故で故郷を失っている人々を勇気づけたいと生徒会の諸君を中心に被爆桜を送る取り組みを進めていますが、そのことを聞いた多くの人々が共感して共に協力したいという申し出があり、先日も真言宗のお寺さんを中心に福島の被爆地のそばに植樹をされ、また、日本赤十字を通して被爆地に桜の苗が贈られたようです。特に今年送られた苗は、あの東日本大震災の起きた日に植樹をした苗であり、生徒の皆さんの何かしら目に見えない復興の願いのようなものを感じ、深い感動を覚えます。今後とも生徒の皆さんが一体になって平和への祈りを込めて取り組んでいかれることを願っています。
ところで、いよいよ懸命になって学習に取り組むべき時が来ましたね、6年生の皆さん。皆さんは好むと好まざるとに関わらず、受験生になったのです。君たちが単に色々問題を起こす生徒であったのか、それともエネルギーが余りすぎて、枠を越える生徒であったのか、この事ははっきりと試される年がついに来たのです。肝心の学習活動に、安田生としての誇りをかけて取り組みなさい。これができなければ、学年主任が信じてきた「この子達は必ずいつか変身する。大化けすると信じています。」といったのは大間違いだったということになる。君たちを深く愛してくれている先生方を裏切ってはいけません。
5年生の皆さん、本学園は皆さんの手の中にあります。皆さんはよく努力し、これまでに見られなかった実績を学習の面で残しました。それは高校で偏差値を伸ばしたという成果です。これは公立であろうが私立であろうがなかなかないことです。皆さんが本当の意味で安田学園の歴史を作りかえるのです。頑張りなさい。
3年生の皆さん、新しい教育システム第2回生。新しい取り組みの中で、本当に必要なものは何かがわかる学年です。コース制の導入の良し悪しは君たちにかかっています。しかも今年は中学のリーダーだ。何よりも学校生活を楽しく有意義に、そして激しく新しい挑戦に立ち向かいなさい。
2年生の皆さん、君たちの後輩が熱いまなざしで君たちを見つめるでしょう。その熱いまなざしをうけるにふさわしい行動をしなさい。良き先輩になるということは、後輩によい影響を与えるだけではありません。貴女たち自身の大いなる成長につながるのです。頑張りなさい。
先生方におかれましては、SSH導入という大変な教育活動を進めるということで、適度な緊張感の中にいると思います。その緊張感を生徒とともに味わっていただきますよう宜しくお願いいたします。さて、本日の話はこれで終わりです。本日も静かに私の話に耳を傾けていただき感謝します。どうも有り難う。
(平成24年 4月7日)