2012年6月13日水曜日

役割を演じることについて

生徒の皆さんおはようございます。先ほど、本年度のクラス役員の任命を行いましたが、そのことに関連して本日は役割を演じるということについてお話をしてみたいと思います。

私たち人間には、天によって公平に与えられたものがあるように思うのです。それは多様な能力です。皆さんの中には、自分はどうしてこんなに能力がないのだろうか、なぜ姉に比べて自分には能力がないのだろうかなど、自分の能力が他の人に比べて低いと思って嘆いている人はいませんか。周りを見てみますと、早熟で何をしても適度にこなし、皆からうらやましがられる人によく出会います。そのような人を見ていると、自分もあのようにできたらどんなにいいだろうと思ってしまいます。同時に、自分のふがいなさをつい嘆いてしまいがちですが、私は人間の能力というのはそんなに大きな差はないのではないかと思っているのです。一部の天才と呼ばれる人たちを除いては大なり小なり、人間の能力は同じではないか。人間の脳細胞の数は大なり小なりそんなに変わったものではない。ただその脳の細胞を適切な時に活用したり鍛えたりしているかどうかによるのではないかと思うのです。そのように考えますと、皆さんはすべてすぐれた青春であり、才能あふれた素晴らしい少女であるといえるのです。

さて、先ほど、2・3年生の皆さんにクラスの評議員をはじめ役員を任命いたしました。多くの皆さんがクラスの仲間から認められ選ばれた諸君であり、仲間の期待に応えてしっかりその職責を果たしてほしいと思います。

ところで、皆さんの中には、私は役員には適していないのではないか、ほかの人のほうがよくクラスをまとめてくれるのではないかといった気持ちを持っている人はいないでしょうか。さらにまた、クラスの役員にはなったけれど、何をなすべきか、どうあるべきかを考えることなく、何か他の者から指示されてそれをこなすだけで1年間を過ごしている人はいないでしょうか。役職に就いた以上、その役職には果たさなければならない役割というものがあります。その役割を果たそうとするとき、自分にはそのような能力はないのではないかと予め思ってしまう人がいるようですが、決してそうではありません。先にも述べましたように天は公平に才能を私たちに授けています。ただその才能に気付いてそれを伸ばすように努力するかどうかは、この役割を演じる中で確認できることが多いのです。即ち、役職に就くというのは自分の持っている能力を大きく伸ばしていくチャンスが与えられたということなのです。そして、このチャンスというものも、人間に公平に天が与えてくれているものだと思うのです。この世の中は誠に不平等にできているのですが、もし平等に与えられているものは何かと問われたら、私は人間の能力と、それを活用するチャンスに恵まれることだと答えます。皆さん、このチャンスを大切にして、この1年間、役割をしっかり演じて頑張ってください。さて、本日の話はこれで終わりです。本日も静かに私の話に耳を傾けていただき感謝します。どうも有り難う。
        (合同朝礼 4月18日)