2012年6月13日水曜日

人間は慣れるという能力を持っている

生徒の皆さんおはようございます。新入生の皆さんをお迎えしてはや二週間が過ぎましたね。生徒の皆さんはもう通学や、クラスに、あるいは校風に慣れてきましたか。多くの生徒の皆さんが四月から五月の初めにかけて、新しい環境に慣れるために随分と神経を使い、つらい思いをしているのではなかろうかと拝察します。また、規模の小さい小学校や、遠方の小学校から来た生徒の皆さんにとっては、あまりの環境の変化に少々ショックもあるかもしれませんね。更にまた、二・三年生の皆さんもクラス替えや担任の先生が変わり、それぞれに適応するために苦労をしている人がいるかもしれません。本日はそのような、いま少し不安になっている生徒の皆さんが勇気を出せるようなお話をしてみたいと思います。

まず初めに、皆さんは全員、本校の入学試験を受験しそれに合格をしてここにいるということを忘れないでください。皆さんのとった成績はトップで入学した人と最下位で入学した人とでは確かに少し差がありますが、その差はそんなに大きなものではありません。これまでの生徒の皆さんの成績の変化を見ておりますと、本校の入試でギリギリで入ってきた生徒が、入学後にしっかり学習している生徒がいて、その人は2年になるときにはトップクラスになっていましたし、高校卒業の時、難関の国立大学に合格していました。一方、トップクラスで入学した生徒でもぼんやりとほのぼのした生活をして、気か付くとほとんど後ろはいない位の成績に下がった人もいるのです。継続こそ力なりだということです。はっきり言えば、小学校6年間での学習量ですから,どの生徒も似たり寄ったりなのです。しかし、同じ教室の中で一緒にいると、何となく皆がとても優秀に見える。そう考えると気付かぬうちに委縮して一歩下がって友人関係を築こうとしてしまいます。まず、皆、私とそんなに変わらないんだ、同じ悩みを持ち、似たような不安を抱えて、教室の中にいるんだと思ってください。次に、クラスに入ると仲間集団ができていて、どこに所属しようかという不安がこれから出てきます。皆さんにとってどの集団に属するかは、誠に重要なようでありますが、ここで一つ提案があります。私はいつも思うのですが、どの集団に所属するか、その集団に所属するために自分をどう合わせていくか、このように考えると、所詮いつかはうまくいかなくなる。大切なことは、自分を集団に合わせるのではなく、周りの人が自分に合うようにしてもらうということが肝心だと思うのです。

人間は一生懸命何かについて正しい努力をしていると、どこかで誰かが見ていて、声をかけてくるものです。何をしているの。ああいいことをしているね。私も一緒にやっていい。そして先生からはいいことをしているね。協力できるかとがあったら言ってね。等、貴方の周りにあなたの善行や、努力を評価して集まってくる人がいます。これを信じて生活するのも、大切な生き方だと思います。頑張ってください。さて、本日の話はこれで終わりです。本日も静かに私の話に耳を傾けていただき感謝します。どうも有り難う。
            (合同朝礼 4月25日)